「嫌われる」「好かれる努力をしない」ことが幸せの秘訣である!

みなさんの幸せの定義って何ですか?人から羨まれる人生。子供を持つこと。いい仕事に就くこと。お金持ちになること。夢を叶えること。人には色々な幸せな形があります。

心理学者アドラーによると、人は誰でもいますぐに幸せになることができます。

これを見たあなたは嫌、そんなことないから、現に私は幸せじゃないし、苦しんでる!と思う人もいるかも知れません。

あなたの周りにいる人は味方なのか敵なのか?世界は複雑なのかシンプルな世界なのか?あなたが今この文章を読んで感じていること、どのように結論づけるかでどちらも正解な答えなのです。

ですが、あなたが今を幸せと感じられるかどうか、これが一番重要です。

アドラーの心理学では、今幸せを感じれるかどうか考えていくための思考法を学ぶことができます。

アドラー心理学とは


アルフレッド・アドラーは、オーストリアの心理学者であり、人間の行動を理解するための心理学の一派である個別心理学(インディビジュアル・サイコロジー)を確立しました。

アドラー心理学の重要なポイントとして「課題分離」と「目的論」があります。

この二つの共通点として自分が中心は自分であるという考えがあります。

課題分離とは

先ほど冒頭で、幸せとは?についてお話ししましたが、幸せを決めるのはあなたですか?他人、周りの人間ですか?今幸せだと決める、不幸せを決めるのは「自分」ですよね。ただ、多いのは幸せか不幸せかを誰か(他者、他人)に委ねて、「あなたって幸せに見えない」なんて言われると、それを信じて疑わず、「私って幸せじゃないんだ」と思い込む人もいます。人は誰かに「認められる」「評価してもらえる」「褒められる」「承認欲求を満たしたい」という願望があります。ですが、その願望はあなたの人生に本当に必要ですか?

他者の評価を強く気にする=自分の人生を生きられない

ここで他者と「自分」についての距離について考えてみましょう。あなたは人からの評価を自分の価値だと考えているかも知れません。そして、自分が何者であるかを人からの評価で思い込んでいるかも知れません。あなたは強くこう思う必要があります。「自分は自分」あなたはあなたは自身の価値を決めていいのです。他人からどんな評価を付けられようと、それは他人の気持ち、考えであって、あなたの気持ちや考え、価値ではないのです。

目的論とは

みなさんは何か大きなショックやトラウマ、もう2度と同じようなことをしないと誓った出来事はありますか?その出来事に対してどのような対応をしていますか?

例えば友達に私が不愉快になるようなことを言われた。もう友達作りたくないな。アルバイトを始めてみた。アルバイト先のおばちゃんから怒られた。もう、人が怖い。いつだって自分自身を否定する人ばかり、怖い。怖い。人と関わらないように家に引きこもっておこう。

このような例だと、人が怖いという理由で引きこもりになったのだなと分かりやすく考える人も多くいるでしょう。ですが、引きこもる、人と関わらないことを選んだのは「自分」であり、過去を引きずることを選び行動しないと決めたのも「自分」であるということです。また逆に、過去を引きずらず、前向きに選択できるのも「自分」ということにもなります。

行動=自分の選択

人生は選択の連続です。それによっては悪い方にも、良い方にも行くことができます。ここで、課題分離と目的が一緒になってしまうと、他者、他人を理由づけしてしまいがちですが、今の行動を取ったのは自分の選択であり、他者、他人が選んだことでないことをしっかり認識しましょう。

悩みのほとんどは全て人間関係


みなさんの悩みはなんですか?仕事?勉強?友達?同僚?

例えば英語の勉強がうまくいかない。今度ホームスティの子が家に来るのに、英語が全然理解できない。どうしょう。他の学校の子にもホームスティの子を紹介しなきゃいけないのに、どうしよう。

このような例だと自分以外の他人が関わることによっての悩みだと分かります。ホームスティの子の言葉がわからないから交友関係が築きにくい。学校の友達に英語できないと思われる。親にも勉強してないというレッテルを貼られてしまう。英語が話せるかどうかではなく他者からどう思われるかを気にして英語の勉強がうまくいかないことに悩んでいるのです。

他の例でも、ただ単に仕事がうまくいかないという悩みであれば、上司からどう思われるか、同僚に仕事が遅いと思われる。などなどやはり自分以外の他者からの評価によって仕事がうまくいかないことを悩みとしてしまうんです。ただこの悩みを根本から無くすには極端な話地球上に「自分だけ」が生存してる世界ではなければこの悩みを無くすことはできません。

でもそんなことは非現実的なので、私たちが唯一できることは劣等感を正しくコントロールすることができます。

不完全は自分=理想の自分

この=の部分に激しいギャップがあり、劣等感を感じます。誤った優劣コントロールとして、極端思考に陥りやすい人が多くいます。「自分なんて価値なんかない」と完全に無気力になるパターンと「自分は天才だ!努力なんてしなくても評価される!」と間違った方向にポジティブに考えてしまうパターン。

正しい劣等感のコントロールとは、劣等感をバネにし、利用してあるべき自分を見つめ直し、次に成長させる。これが正しい劣等感のコントロール

競争意識が敵を作る


よく縦社会という言葉を聞きますが、縦の関係ってどういうものかわかりますか?

縦の人間関係とは一列に見ると上と下しかないわけです。

行動としては、評価、褒める、比べる、競争する。これを読んでも、別に縦の人間関係に問題がないと感じる人は知らずのうちに敵を作っているかもしれません。

縦の人間関係は人や世界が「敵」に見えてしまいます。特に人がやりがちな「比べる」という行為、誰かが劣っている。優位に立っていると比べるという縦の人間関係ではやりがちで、この行為こそが人間関係に問題を引き起こしてしまいます。

では、横の人間関係はどうでしょう?横の人間関係とは対等という意味ですよね。順位もなく、自分と同じ人類みんなが対等という態度になっていきます。

行動としては、感謝、意見を言える、話を聞く、評価しない。これを読むと仲間という感じに思えますよね。

このように、縦の人間関係で、競争を生んでしまうと、◯◯さんより私は劣っている。◯◯さんより私は勝っているなどの自己評価をつけてしまい、結果コンプレックスや劣等感が生まれてしまいます。そして他人が自分の敵に見えてしまうでしょう。

ですが、「あなたの中で敵を作り上げているのであってあなたのライフスタイルで味方にもなる」ということを忘れないでください。そして、今のライフスタイルを変えれるのもあなただけです。あなたの周囲の誰か一人でも横の関係にすることができれば、あなたの世界全体を変えることができます!

承認欲求って満たす必要があるのか?


 例えば、あなたは毎日、学校の教室のお花の水を変えているとして、それは日常的なことではあるけど、ごくたまにAちゃんがその日1日だけお花の水を変えたとする。するとそれに気づいた先生がクラスメイトの前でAちゃんを褒めたとする。

あなたはどんな気持ちだろうか?

あなたは毎日水を変えていた。でも1日だけお水を変えたAちゃんだけが褒められた。きっと私も褒められたかったそんな人が多くいるでしょう。

ですが、自分の行動と他人の評価は全く無関係なのです。多くの人が承認欲求は自分の価値であり、評価であり、劣等感を払拭できると思ってしまいます。ですが、褒められないからやる意味がない。褒められるからやり続ける。これってあなたの人生と言えますか?見えるからいいことをして見えないから悪いことをするという考えにつながってしまいます。あなたは自由な存在なのに、あえて他人の目を気にして不自由に生きていくことになります。これはとても危険な考え方です。

あなたはあなたで自由に生きて


生きていれば他者から嫌われることなんてよくあります。それを知っているか知らないかの問題です。嫌われてるかもしれないし、好いてくれるかもしれない。他人から好かれたいなんで人間誰しも愛されたいし、愛したい。これが人間の本能です。ですがそれに度が過ぎると自分を押し殺して、他人軸で生きることになってしまいます。

他者が自分を好きになるかは、自分の課題ではなく他人の課題です。他人の感情は自分にはコントロールできません。もちろんコントロールするための努力もする必要はありません。離れていく人は離れて、近づく人は近づいて来ます。

課題を分離する


誰かにアドバイスするとき、押し付けがましくする人がいます。「アドバイスをしてやったのにあいつはそれを実行しなかった」という気持ちになることもありますが、それこそ縦の関係で起こった問題なのです。

私はアドバイスをした。心配している。これは私自身の課題であり、それを実行するのは「他人の課題」なのです。これをアドバイス、心配、これを一緒に考えてしまうと揉め事に発展してしまいます。

アドバイスをした。その上で選択の結末を引き受けるのは誰か?について考えてみると、自分ではないと発覚した時は、他人に自分が踏み込んでいいライン、踏み込むべきではないラインを考えてみると、課題の分離の重要性について気づくと思います。

「自己」と「他者」を分けて考える


人の評価が気になるということは、他人に私がどう思われているかについてが気になる。つまり、自分のことが気になる。他者よりも自分のことが気になる=自己中心的であると言えます。

世界はあなた中心ではなく、あなたは世界の一部です。

仲間に対してあなた自身が援助する。これを「他者貢献」といいます。ただしこれは相手に評価されることが重要なのではなく、あなたが「みんなに貢献した」と思えることが重要です。

「自己受容」⇒「他者信頼」⇒「他者貢献」

この3つのサイクルを何度も回し続けることで、自己から他者へ関心が移り「共同体感覚」を得ることができるのです。

今この瞬間も幸せになることはできる


人は自分のためにと言いつつも、結局は人のために役に立つことに対してとても幸福感を得ることができます。誰かのために、頑張ってその人が喜んでくれたら、その行動に対して貢献感を得ることができ、それが幸福に繋がります。人に認めてもらうことを幸福を得ることもできますが、役に立った。それだけで人は幸せを感じれる。ならば考え方を変えるだけで幸せを感じれるなら、あえて自分が苦しくなる。自分の意思がなくなるようなやり方で幸福を得なくてもいいのです。

相手が敵に見える世界。または相手が仲間に見える世界どちらを選ぶのかはあなた次第なのです。